高校2年の時に何とか自動二輪の免許証を取れたのですが、免許証を手に入れると、乗ってみたくなるのが人の常ですね。しかしオートバイを買うお金は無いし、親はオートバイなど危ないから乗るなと言うだけで買ってはくれません。 そうしたら、高校の行き帰りに外苑前の駅から家に向かう途中にある同級生の家の米屋さんで良いものを見つけたのです。 米屋さんの建物の横に雨ざらしのまま放置されていた、スズキの50ccのバイクが有ったのです。 そのバイクはほこりを被って汚れていましたが外観からは壊れた所は無いようでした。
これなら自分で手入れすれば乗れるようになるかもと思い、ある日ニッカウィスキーのボトルを1本抱えてお米屋さんに行き、親父さんに放置してあるバイクを譲って欲しいと言ってお願いをしましたら、捨てる手間が省けるから持って行って良いよと言ってキーを渡してくれました。
喜んでオートバイを家まで押して帰ってから、車体を洗浄してエンジンが掛かるか試してみたら、エンジンが動いたのです!! その後は本屋でオートバイの整備関係の本を購入して、本を読みながら分解できるところは分解して、工具が無い時は必要な工具を買いに秋葉原までいったりして作業を進めました。
ギヤボックスのオイルも交換して、点火プラグも新しいものを購入して、すき間ゲージで正しい火花が飛ぶように調整したり、ピストンの上のシリンダーヘッドを外してヘッドの底面を紙やすりで一生懸命磨いて薄くすることで、ピストンの上の空間を少しせばめて燃料と空気の圧縮比を上げたりしました。 そのおかげで、エンジンを掛けたら勢い良く回って、貰って来た時よりも加速が良く成りました。
そうやって楽しく乗り回していたのですが、高校のクラスでバイクを手に入れた話をしたら、同級生のO君(今は伝統工芸の鍛金の大先生になっていて刀の鍔や茶道の水差しや和服の帯留めなどを作っていて、その内人間国宝になると思います。)が、自分も自動二輪免許を取りたいと言って、練習させて欲しいと言うので青山墓地の秘密の練習場で特訓をしてあげました。 彼は自転車では無く実際のオートバイで練習できたので、O君も無事に自動二輪の免許が取れたのでした。
私はその後、高校生の時にホンダの125cc、大学生の時にスズキの350ccと乗っていて、第三京浜を時速170Km位で走って鎌倉・茅ヶ崎までツーリングしたりしていました。 運よく大きな事故もしなかったのですが、一度だけ雨の日にお茶の水の交差点で濡れたマンホールの鉄のフタに乗って前輪がスリップして横転しましたが、ケガもしませんでした、事故はそれくらいで無事で本当に良かったと思っています。
就職してからはゴルフに行かなければならない仕事の付き合いが出来て、しばらくしてから4輪車に乗るようになりました。 F1とそのメカが大好きな私ですが公道を走る車はスーパーカーとか言っても市販車なので、メカには興味もわかないので楽に移動できる車で十分と思っています。
今でもバイクに乗ってツーリングに行きたいなあと思う時が有り、乗るなら1000cc位の大型バイクが良いと思っていますが、年なので事故に会うかもと勇気が出ない自分です。
それでも、小さな屋根付き二人乗りの電動3輪車や折り畳み式で鞄に入る軽い電動キックボードなどの設計アイデアは持っているので、そのうちにそれらの試作品を作れたら良いなと思っています。
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