スキーショップジローの思い出

スキーショップジローの思い出

スキーを始めたのは高校1年の冬からでした。同級生で実家が梅屋敷で海苔問屋の長男のY君がその時すでにスキー2級のライセンスを持っていて、教えてあげるから行こうと誘ってくれたのです。

当時神田にニッピンと言うスポーツ用品の安い店が有って、Y君が私とYY君を連れて行ってくれて、スキーの板やビンディングや靴やストック、スキーズボンやプルオーバーを選んでくれました。スキーは一度もやったことが無く二人とも全くの無知でしたので大変助かりました。

新潟の湯沢の先の平野に近い所に有る浦佐スキー場という所の民宿を予約して行ったのですが、湯沢の駅に出る前のトンネルが小説の「雪国」に書かれたトンネルだったので感激しました。 しかし時期的にはすでに3月の始めで平野に近い浦佐スキー場の雪質はいわゆるベチャ雪でパウダースノーとは程遠いものだったのです。

私と一緒に行った同級生も初めてのスキーで雪質など気にしないでいたのですが、実際はひどい目に会ってしまいました。 夜に浦佐の駅に着いて、歩いて民宿まで行って、そのまま寝たのですが、暖房はこたつが一つあるだけでストーブが無いのでした。 それで布団をこたつに繋がるように敷いて、足先がこたつに入る様にして寝るのです。3人がこたつを中心にTの字になって寝ていました。

翌朝、スキーウェアに着替えてゲレンデに行き、スキーを履くのに大騒ぎしていました。やっとスキーを履いたのですが、前に進みません、Y君がこうやるんだとハの字にスキーを開いて歩いてみせたので、まねをして何とか進むことができました。 その後ボーゲンを教わってㇵの字になって真っすぐ滑るのですが転んでしまいます。何度転んだか判らないくらい転んで、手袋もズボンもビショビショになってその冷たさに閉口しました。 夕方に一度民宿に戻り、食事をしてからナイターに出かけたのですが、濡れたズボンと手袋で本当に寒かったです。雪質はアイスバーンの様になって昼よりは滑り易かったのが救いでした。 寒さに震えながらの3日間が初めてのスキーの経験でした。

そんなスタートを切った私のスキー経験ですが、面白くて大学の4年間も色々なスキー場に通いました。 スキー道具にも凝ってロシニョールというメーカーの板に換えて、かなり腕も上がりました。 そろそろ次の板に換えたいなと思っていた大学2年生の頃に家の近所にスキーショップジローという店がオープンしました。

今のスキーショップジローの店の斜め右向いに出光のガソリンスタンドが有りますが、その横の三角形の小さな土地に小さな建物のお店が建ったのです。 どんな店かなあと覗きに行ったら床はべニア板でギシギシ言うような店で、奥様がお腹が大きくてまだ売り上げも大きく無い様な感じでした。 少し応援する気持ちもあり、K2と言うスキー板にビンディングをつけてもらい、ノルディカというスキー靴も買いました。

その板と靴は就職してからも使っていて会社の仲間とスキーに行ったりしていましたが、仕事が忙しくなりスキーには行かなくなってしまいました。 その間にスキーショップジローは大きく成長して斜め向かいの今の店に引っ越して輸入の可愛いスキーウェア等も売って人気店になりました。 あの時奥様のお腹に居た息子さんは大きくなって女優の酒井法子さんと結婚しましたが、問題を起こして離婚してしまったようです。

今も、時々前を通りますが、スキーショップジローはまだお店を元気に続けている様子で良かったと思っています。

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