お盆と赤とんぼの思い出

おぼんと赤とんぼの思い出

私が小学生の頃、毎年夏休みには約1ヵ月は鹿児島のおじいちゃんの家に遊びに行っていました。 おじいちゃんの家は大きな農家で牛を5~6頭飼っていて、山も沢山もっていて、田んぼもとても広かったです。

そんな農家でしたので、お盆になると夕方に家族と親戚が集まって、ぞろぞろと提灯を下げて先祖のお墓参りに行きました。 行き返りには途中の家の人がお煮しめなどをふるまってくれたりもしました。

そんなお盆の頃に、私はおじいちゃんの家の庭に沢山の赤とんぼが行ったり来たりと飛び回っているのを見て、さっそく捕まえてやろうと思い、捕虫網を取り出してきて振り回したのですが、赤とんぼは素早く飛んで捕まりません。 そこでどうやったら捕まえられるかと考えて、地面に低くしゃがんで網を体の正面に低く構えることにしました。

低く構えてしゃがんでいると、前方から赤とんぼが飛んで来ますので、頭の上に来る前に両手で持った網を上に向けてビュンと振り上げて赤とんぼを後ろから網で捕まえるのです。 これは大成功で、何匹もの赤とんぼを捕まえて虫かごに入れていました。

マユタテアカネのメス

そうしたらそこにおばあちゃんが通りかかって、今はお盆だからご先祖様達が帰って来るのにとんぼに乗って来るんだよ、とんぼの背中を見てごらん、人が乗っているでしょう? と言うのでとんぼの背中を見たら確かに人の形がパイロットの様に浮き出ているのでした。 私はビックリして、いけない事をした! と思って慌ててとんぼを虫かごから出して放しました。 とんぼはサーっと飛んで行ったので安心しました。

今考えると、先祖の霊がとんぼに乗って帰ってくると言うのは、お盆に昔は精進料理しか食べなかったのと同様に、余計な殺生をしないようにという言い伝えだったのだろうと思っていますが、とんぼを見ると背中に人が乗っている姿を思い浮かべて何か有難い生き物の様な気持ちになります。

もし、スポーツ用品やキャンプや登山や体作りのプロテインに興味のある方は下のサイトからアルペンのサイトに行き、気に入ったものを見つけて下さい。



楽天の商品をご覧になりたい方はこちら。

ネットで買えば断然お得!お買い物なら楽天市場

Amzonの商品に興味のある方はこちら。

除湿衣料乾燥機空気清浄機

コメント